園だより 2018年7月

夕方の雷も、突然の夕立も、ひぐらしの鳴く声もなくあっという間に梅雨が明けてしまいました。今ごろ地面の下では大急ぎでセミたちが、地上に出てくる準備をしているころでしょうか。
さて、急に気温の高い日が続き、人間たちもとまどっています。子ども達も体力が追い付かず、睡眠不足や食欲不振、ご機嫌がすぐれずお友だちとのトラブルに発展していったりすることが見られます。乳児さんは体温調節機能が未熟なため、夏季熱なのか疾病なのかの判断が非常に難しい日々です。ひとり一人のお子さんが水分をとっているかを確認するとともに、しっかり汗をかく経験も活動の中に入れていき、さらに体を休ませて夏を乗り切りたいと思います。
さて、あと一週間ほどで夕涼み会になります。4,5歳児は異年齢交流のグループでアルナ園交流やお神輿作製に取り組んでいます。毎年豊かな発想と、協力して作り上げられたお神輿のすごさに驚かされますが、見た目だけではなく、そこに至るまでの経緯もたいせつです。今年改訂された《保育所保育指針》にも「子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること」ということが書かれ留意点が示されています。自分のクラスの子どもでなくても保育士は実践しています。ご家庭でもぜひお神輿の【どこを工夫したのか、関心を持ったのか】、また【自分のクラス外の先生やお友達達とどのように関わったのか】など、ご自分のお子さんを中心にして話題になさってみてはいかがでしょうか。

7月の園だより

 

2歳児 屋上で水あそび          幼児朝の体操

3歳児 屋上でプールあそび